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須山 太助

Author:須山 太助
勤務地:三愛会総合病院 泌尿器科
:埼玉県三郷市彦成3-7-17
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今週の三愛会 泌尿器科 2011.08.25

最近、バタバタしているのでブログの更新頻度が減っていました。
読者の方から もっと頻回に更新を とご指摘いただいたので早速更新いたします…(汗)

今週は僕が夏季休暇を取っていたこともあり 腎摘除術 のみと、久しぶりにスローな週です。

<今週の医療ニュース>

≪≫内は僕のコメント

●尿路感染症再発予防にクランベリーエキスは有効か?

尿路感染症(UTI)はごく一般的な病気で、特に女性に多い。初回UTI後、20~30%の女性は再発を経験する。オランダAmsterdam大学医療センターのMarielle A. J. Beerepoot氏らは、UTI予防効果が報告されているクランベリーエキスと低用量抗菌薬(トリメトプリム/スルファメトキサゾール;TMP-SMX、ST合剤)のUTI再発予防効果を比較する無作為化試験を実施した。この結果、抗菌薬の利益は有意に大きいが、薬剤耐性獲得リスクも高いことを明らかにした。論文は、Arch Intern Med誌2011年7月25日号に掲載された。

 閉経前の女性で1年に3回以上UTIを発症した患者には、低用量抗菌薬の予防投与が推奨されている。しかし、病原菌と常在菌の薬剤耐性獲得が懸念され、実際に抗菌薬耐性菌の報告が増えている。これにより注目を集め、使用が増えたのが、クランベリーエキスだ。作用機序は明確ではないが、クランベリーに含まれる果糖とA型プロアントシアニジンは、UTIを引き起こす大腸菌のI型線毛およびP線毛と尿路上皮細胞表面に存在する受容体の結合を阻害すると報告されている。また、女性の再発性UTI患者を対象とするメタ分析で、クランベリーは、偽薬に比べて12カ月以内の再発率を有意に低下させることが示されている。しかし、標準治療である低用量抗菌薬とクランベリーのUTI予防効果を比較して、クランベリーの優越性を示した研究はなかった。

 結果は、12カ月後の時点で、患者1人当たりの症候性の再発経験回数はクランベリー群で有意に多かった。
1回以上症候性の再発を経験した患者の割合も、クランベリー群で高かった。

 12カ月時の患者1人当たりの症候性で細菌尿も確認されたUTI経験回数は有意差はなかった。

 結論: 閉経前の女性のUTI予防において、TMP-SMXはクランベリーエキスより有効である一方で、抗菌薬耐性獲得リスクが明確に存在した。

≪尿路感染症を繰り返し、クランベリーを使用されてる患者さんは少なからずいらっしゃると思いますが、悪くない報告ですね≫
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今週の三愛会 泌尿器科 2011.08.06


今週の手術はPNLと生検など…でした。

また、暑くなってきましたねぇ。
がっつり働いた後のビールはたまりません(笑)。

<今週の医療ニュース>
≪≫内は僕のコメント

■尿路感染症の家族歴は再発性膀胱炎および腎盂腎炎への易罹患性を増大させる

反復性尿路感染症(UTI)など、感染症への易罹患性には、遺伝的因子が影響を及ぼすと考えられるUTIの既往を有する女性血縁者の数が増加するほど、反復性膀胱炎または腎盂腎炎のリスクは増大していた。また、女性血縁者におけるUTIの頻度および再発回数の増加に伴い、UTIのリスクは増大していた。これらの結果から、女性では、反復性膀胱炎および腎盂腎炎といったUTIへの易罹患性が、家族におけるUTIの既往および再発回数により増大することが示された。このことは、UTIのリスクおよび易罹患性に遺伝的因子が関与していることを示唆している
(Scholes, D. et al. J Urol 2010, 184(2): 564)

≪色々なご意見があるかと思いますが、あくまでも論文の紹介であり、僕の主観は入れておりません…≫

■身長の高い人は発がんリスクが高い
長身の人は、身長の低い人に比べて癌(がん)を発症するリスクが高いことが英国の新しい研究で判明した。女性では身長が4インチ(約10cm)高くなるごとに、乳癌、卵巣癌、子宮癌、大腸癌、白血病およびメラノーマ(黒色腫)が約16%増加すると考えられるという。研究著者の1人、英オックスフォード大学のJane Green氏によると、これまでの研究から男女ともに同様の傾向が認められているという。全体として、長身であるほどアルコール摂取量が多く、子どもの数が少なく、肥満、喫煙の比率が低く、裕福で活動的である傾向がみられた。このような因子のほとんどと無関係に、身長の高い女性は多くの癌リスクが有意に高く、身長が増えるにつれてリスクも増加した。例外として、喫煙は身長よりも癌リスクに対する影響が強かった。また、過去の10件の研究についてもレビューした結果、ヨーロッパ、北米、アジア、オーストラリアなど世界のさまざまな集団で同様の関連が認められた。身長には、小児期の食事や健康状態、遺伝子およびホルモンレベルなどさまざまな因子が影響を及ぼしているという。Jacobs氏は、身長と癌リスクの関係を説明する仮説として、身長の高い人は成長関連ホルモンレベルが高く、それが癌リスクの増大をもたらしている可能性を指摘している。
(Lancet Oncology(ランセット腫瘍学)」オンライン版に7月21日掲載)

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