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須山 太助

Author:須山 太助
勤務地:三愛会総合病院 泌尿器科
:埼玉県三郷市彦成3-7-17
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今週の三愛会 泌尿器科 2011.11.24


先週土曜日・日曜日と同じグループ内の先生方+当グループの理事長先生と石和温泉に旅行でした。
同じグループと言ってもなかなか交流がないので、直接話もでき充実した時間が過ごせました。
とてもいい旅館でしたし…。
 あ、同じ日程で母校の救命救急センターの旅行が、同じく石和温泉であったようです。久しぶりに彼らとも飲みたかったのですが、後輩からの電話に気づかず。残念。
彼らはずいぶんはじけたようです…。




<今週の医療ニュース>

≪≫内は僕のコメント


●歯石除去で心血管イベントのリスクが低下

過去に歯石除去を少なくとも1回受けたことのある人は、歯石除去を受けたことのない人に比べ心血管イベントのリスクが低く、歯石除去の頻度とリスク減少の程度は関連することが、台湾の大規模住民データの後ろ向き解析から明らかになった。フロリダ州オーランドで開催された第84回米国心臓協会・学術集会(AHA2011)で、台湾Taipei Veterans General HospitalのZu-Yin Chen氏が発表した。

 口腔の衛生状態と心血管疾患のリスクには関連があることが知られており、歯磨きの励行は心血管イベントのリスクを低下させることが最近報告されている。

 そこでChen氏らは、予防歯科処置として行われる歯石除去と心血管疾患リスクの関連について、台湾の国民健康保険データベースから抽出した1995~2007年の住民コホートのデータを利用して、後ろ向きに解析した。

 総心血管イベントも同様で、発生数は歯石除去群1348例(2.62%)に対して非除去群1533例(3.00%)。歯石除去群のHRは0.86(95%CI:0.80-0.93、P<0.05)であり、Kaplan-Meier法によるイベント回避率は歯石除去群が有意に良好だった(Log Rank P=0.001)。

脳卒中の発生は、歯石除去群1168例(2.27%)に対して非除去群1312例(2.57%)。歯石除去群の多変量調整後HRは0.87(95%CI:0.80-0.94、P<0.05)で、AMIと同様に独立したリスク低下因子となった。Kanlan-Meier法による脳卒中回避率も、歯石除去群の方が有意に良好だった(Log Rank P=0.004)。


≪これは今月、アメリカ・フロリダ州のオーランドで行われた米国心臓協会・学術集会での報告です。はじめこのタイトルを見たときは、「こんな発想どうやって思いつくんだ?」と、思いましたが、「口腔の衛生状態と心血管疾患のリスクには関連がある」なんてデータが出ているのですねー。たまに他科領域の記事を見ると面白いし、泌尿器科領域につながるヒントも隠れています…。≫
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今週の三愛会 泌尿器科 2011.11.17


また、久しぶりのブログ更新です。

11月あたまから引き始めた風邪が長引き、しかも今週〆切の米国泌尿器科学会(AUA)の演題の準備にも追われていたためブログが後回しになってしまいました。

 読んで下さっている方々の一部(泌尿器科の医者)からは「最近、ブログの更新頻度が低い」と指摘されました、が、本来このブログは三郷周辺を中心とした患者さん向けに発信してるものなのですが…(笑)。
ま、いっか。

でも、今日の医療ニュースも患者さん向けにしては内容が…ですかね。
それも、ま、いっか。


<今週の医療ニュース>

≪≫内は僕のコメント

●前立腺全摘除術(前立腺がんの手術)1ヵ月後の尿禁制回復の予測因子について

根治的前立腺摘除術施行後1ヵ月における尿禁制回復は、術前の性的活動および膀胱頸部温存などと有意に関連することが、最新の研究から明らかにされた。本研究では、術前に完全な尿禁制であった患者を対象に、根治的前立腺摘除術施行前後1ヵ月の尿禁制状態、臨床および泌尿器科学的データ、QOL(勃起機能および性的活動評価も含む)、前立腺癌の特性、外科的特性(アプローチ法、神経および膀胱頸部温存の有無、カテーテル留置期間)、病理学的アウトカムを、多施設研究にて評価した。解析は、完全な術後データが得られた1,972例について行った根治的前立腺摘除術P施行後1ヵ月時点の評価で、完全な尿禁制が得られた患者は32.7%、パッド使用枚数0~1枚/日の患者は41.1%、パッド使用枚数が1枚/日を超える患者は26.3%であった。多変量解析の結果、術前の勃起機能と性的活動は前立腺摘除術後の尿禁制回復の予測因子であったが、年齢と神経温存は有意な予測因子ではなかった。また、膀胱頸部温存、カテーテル留置期間、カテーテル径はRP施行後1ヵ月の尿禁制回復と有意に関連していた (Gaucci, M. et al. Int J Urol 2011, 18(10): 700)。

≪これはイタリアのグループからの報告なのですが、多施設共同試験であり2000例近い症例で解析しています。年齢や神経温存が予測因子でなかったのは以外です…。また、カテーテルの留置期間は短いほど、カテーテル径は細いほどよい。と。そして、膀胱頚部温存をしたほうが禁制回復がよい…。んー、根治を目指してより拡大切除を追求している僕にとっては複雑な気持ちの論文です。あ、ちなみに有意差はでていませんが、病理学的Gleason Scoreもp=0.064と傾向はみられます。≫

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