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須山 太助

Author:須山 太助
勤務地:三愛会総合病院 泌尿器科
:埼玉県三郷市彦成3-7-17
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医療ニュース(泌尿器科領域外)#1

 前回のブログ内容はやはりマニアックすぎましたね。
アクセス件数はそれなりにあったのですが、過去最低の「拍手」数でした(笑)。
まぁ、予想していたことなのでいいです。わかってくれる方に僕のやっていることが少しでも伝われば・・

今回は、ここ2週間くらいの、僕が読んだ泌尿器科領域以外の医療情報の中からいくつかピックアップし紹介します。

≪≫内は僕のコメントです

①「ディテール数ランキング」
本格的な花粉症シーズンに加え、東日本大震災による一部医薬品の供給問題も発生した11年2月~4月。更にこの時期には、心房細胞による脳卒中発症抑制で50年ぶりの新薬プラザキサ(NBI)の新発売(3月14日)や、長期投与制限が解除されたり解除間近の大型新薬もある。これらのイベントを背景にした情報活動の強化が今回のランキングから垣間見ることができる。

HPでは、前回調査(1~3月)と同様に、ファイザーの最主力品である慢性疼痛用薬リリカが全国トップをキープ。2位は花粉症シーズンではあるものの、震災で供給不安を抱えた抗アレルギー薬アレロック(協和発酵キリン)となった。アレロックはGPでも全国2位。

そしてHPの全国3位にはプラザキサがランクインした。地域別では東日本エリアと西日本エリアでトップを獲得した。Rep Trackに書き込まれた同剤に関する医師コメントには「50年ぶりの新薬」「既存品に代わる薬剤」との内容が散見され、関心の高さも相まって同剤のディテールが医師の記憶に残ったようだ。

一方、GPでは子宮頸がんワクチン「サーバリックス」(GSK)が全国トップだった。公的助成も始まって需要が増加、その結果、供給不足問題が発生している

≪情報まで≫

②「残念な医療情報提供サイト、いっぱいあります」
先日、ある専門医療のプロジェクトが情報発信用に開設したサイトを目にする機会がありました。そのサイトは、構造は分かりやすく、お目当ての情報にすぐにたどり着けそうでした。しかし、そこでも「一般の方はこれを見てどう思うだろう?」と考え込んでしまったのです。

 というのも、正確かつ必要十分な情報はあるのですが、専門用語などが多く、一般の方が読むにはあまりに難しすぎるように思えたのです。

現代の日本人は、過剰なほど親切な情報提供に慣れきっています。
例えば、お笑い番組を見れば、テロップで「ここが笑うところですよ」というところまで分かり、音を消していてもかなり内容が想像できてしまうほどです。これが良いことか悪いことかはさておき、現状はそうだと思います


一方、医療者が提供する情報はどうでしょうか?患者さんに正確な情報を伝えたい、という思いはあっても、「実際どう見られているのか」という視点が欠けていることが多いような気がしてなりません。 

現代の日本人には「分かりやすく」「飽きさせず」「知りたい情報がすぐにみつかる」ような形の情報発信が必要なのだと思います。「知りたければいくらでも調べるだろう」というのは医療者のエゴであり、「ここに全部書いてあるんだから読んでくれ」というのは、一般の方にとっては少し酷なような気がするのです。

 例えば、最初に挙げた患者さんの受け入れ状況をまとめたサイトなら、都道府県別に分け、インデックスを付けたり、表形式にしたり、ひと目で欲しい情報がみつかるような工夫ができるのではないかと思います。地震直後であれば仕方のないことですが、今の時代、SNSでボランティアを募れば、すぐに人が集まります。事情が許せばお金をかけて見やすく整理することもできるのではないでしょうか。

≪以前のブログにも書きましたが同感です≫

③「検診での心臓の聴診の意義? 」

≪医師向けのサイト上でこんなことが話題になっていました。僕は循環器医ではないですが、循環器は勉強していたので個人的には意味ありと考えます≫

④「海外においてアセトアミノフェンは鎮痛剤の基準薬です。日本でも国際的な標準用量が投与できるようになりました。」

≪はっきり言って今更?と言った事です。当院泌尿器科は以前から海外のガイドラインに沿って使ってます。だって、子供にも(妊婦にも)使えるような安全性の高い薬ですよ。≫

⑤「平日なのに外来患者がまばらな「病院」」

ドイツの医療制度について、古くから医薬分業体制が確立していることはよく知られています。しかし、案外と知られていないこともあります。その一つが、家庭医・開業専門医・病院の三者の役割分担の厳密さでしょう。

一般外来は開業医院、入院は「病院」で
 「あれー、今日この病院は休みだったのかな?」――。平日火曜日の午前11時、患者でごった返すフロアを想像しながら8階建ての総合病院を訪れると、入口正面の受付カウンターの周りは人もまばら。10席ほどしかない待合椅子はすべて空席で、奥には売店、救急外来室、病棟へのエレベーターの案内板があるだけ。日本では「病院」と訳されるクランケンハウス(Krankenhaus)ですが、実際は文字通り「患者の家」で、入院治療のための施設なのです。

 では、一般の外来(Ambulanz)診療はというと、基本的には開業医院(プラクシス:Praxis)が担っています。プラクシスには、後述する家庭医と各領域の専門医(いずれも専門医資格が必要で、標榜は1領域のみ)によるものがあります。外来の診療はほとんどすべて予約制で、朝早くから順番待ちという光景は見られません。早く来たからといって、早く診てもらえるわけでもありません。

 外来通院中の患者に入院の必要性が生じると、プラクシスの医師がクランケンハウスと連絡を取って入院(または入院の可否のための診察)をアレンジします。患者が退院するときは、紹介元のプラクシスへ入院経過書が送られ、治療の継続を図ります。急患が直接クランケンハウスを訪れた場合でも、入院の必要がなければ、「応急処置を受けた後の治療はプラクシスで」ということになります。

 一方、クランケンハウスは入院治療の場です。極端な言い方をすれば、日本の病院から主たる外来機能を省いたような形態を想像すれば理解しやすいかもしれません。 そのため、クランケンハウスの医師の仕事は病棟(Station)勤務が主で、さらに紹介患者の診察、救急外来での業務、諸検査が加わります。例外として、公的保険の疾病組合から許可を得て、紹介患者の内視鏡検査外来を併設しているクランケンハウスもあります。なお、クランケンハウスには専門医を目指す卒後研修の場としての役割もあります

≪あ、今の当科とおなじ?(笑)、と思って読んでみると全然違いました。分業がしっかりなされてます。日本と違って…≫

⑥「腎機能評価にシスタチンC」

腎機能の新しい指標として、シスタチンCが注目されている。筋量に影響されるクレアチニン(Cr)に比べ、糸球体濾過量(GFR)を正確に反映する。現在、シスタチンCを基にしたGFR推算式の作成も進行中だ。

≪1年半くらい前、大学で後輩が論文書いたので見てくださいとシスタチンCの内容を持ってきました。内容は良いなぁと思ったのですが、直したものをその後持って来ない。あいつ、この研究続けてるのだろうか?≫

⑦「カテーテル挿入直後死亡…山形大病院」

山形大医学部付属病院は2日、心臓近くの大静脈に管(カテーテル)を挿入する処置を受けた県内の70歳代の男性入院患者が、挿入直後に死亡したと発表した。
.

発表によると、5月31日夕、主治医が男性患者の右鎖骨付近から太さ1ミリ強の「中心静脈カテーテル」を心臓に向かって13センチ挿入。直後のレントゲン撮影で異常はなかったが、約20分後に、男性はショック状態になり、そのまま死亡した。

同病院が行った解剖の結果、心臓と心臓を包む膜の間に通常なら存在しない血液約400ミリ・リットルが見つかった。これが心臓を圧迫し、死亡につながったとみられるという。

管の挿入は、抗がん剤や栄養剤を注入するのが目的。男性患者は1か月ほど前にも同じ手術を受けていたが、心疾患や心機能の低下はなかった。

同病院では「管の挿入処置に間違いはなかった」と話し、院内に調査専門委員会を設置して原因を調べることにしている。

≪最近は訴訟云々で研修医は殆どこの処置をやらせてもらえないそうです。やらなかったらうまくならなりませんよね→合併症も増える…。だから指導医がしっかり教育するようにすればいいのです。かといって大学病院など激務の中では指導してる時間なんかありません…。国がこのシステムを改善しない限りは解決しないでしょう≫

⑧「紙情報をiPhoneに取り込み、電子情報として活用」

利用するシーンですが、例えば院内カンファレンス時のホワイトボードの書き込みや、外来患者が書いている血圧や血糖などの自己記録などを画像として残しておきたい時に、単にカメラアプリの写真画像として残すよりも、きれいに保存できます。画像ファイルはJPGやPDFなどの形式で保存でき、OCR(Optical Character Reader)機能もあるので、ファイル内の文字列検索も容易です。

 またDocScannerは、Evernote(個人で利用するファイル管理をクラウド上で可能にしたサービス)とも連携しているので、iPhoneだけでなくパソコンとの連携も素早く行えます。とにかく紙情報の多い医療業界、紙の情報を電子化することで情報を手軽に扱うことができ、また職員同士でシェアできるというメリットを生むことになります。もちろんですが、情報の管理体制をしっかり構築した上でという大前提があってこそです。
(中略)まだまだ情報の電子化が思うように進まない医療・介護業界にではありますが、既存の紙情報とiPhoneやスマートフォンの連携について、今後も色々な展開が待っていそうです。

≪僕もiPhoneユーザーですが、一度使うと手放せません。電話としてはよろしくないですが…。病院でiPadを支給しているところもありますしねー。≫
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