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須山 太助

Author:須山 太助
勤務地:三愛会総合病院 泌尿器科
:埼玉県三郷市彦成3-7-17
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今週の三愛会 泌尿器科 2011.11.17


また、久しぶりのブログ更新です。

11月あたまから引き始めた風邪が長引き、しかも今週〆切の米国泌尿器科学会(AUA)の演題の準備にも追われていたためブログが後回しになってしまいました。

 読んで下さっている方々の一部(泌尿器科の医者)からは「最近、ブログの更新頻度が低い」と指摘されました、が、本来このブログは三郷周辺を中心とした患者さん向けに発信してるものなのですが…(笑)。
ま、いっか。

でも、今日の医療ニュースも患者さん向けにしては内容が…ですかね。
それも、ま、いっか。


<今週の医療ニュース>

≪≫内は僕のコメント

●前立腺全摘除術(前立腺がんの手術)1ヵ月後の尿禁制回復の予測因子について

根治的前立腺摘除術施行後1ヵ月における尿禁制回復は、術前の性的活動および膀胱頸部温存などと有意に関連することが、最新の研究から明らかにされた。本研究では、術前に完全な尿禁制であった患者を対象に、根治的前立腺摘除術施行前後1ヵ月の尿禁制状態、臨床および泌尿器科学的データ、QOL(勃起機能および性的活動評価も含む)、前立腺癌の特性、外科的特性(アプローチ法、神経および膀胱頸部温存の有無、カテーテル留置期間)、病理学的アウトカムを、多施設研究にて評価した。解析は、完全な術後データが得られた1,972例について行った根治的前立腺摘除術P施行後1ヵ月時点の評価で、完全な尿禁制が得られた患者は32.7%、パッド使用枚数0~1枚/日の患者は41.1%、パッド使用枚数が1枚/日を超える患者は26.3%であった。多変量解析の結果、術前の勃起機能と性的活動は前立腺摘除術後の尿禁制回復の予測因子であったが、年齢と神経温存は有意な予測因子ではなかった。また、膀胱頸部温存、カテーテル留置期間、カテーテル径はRP施行後1ヵ月の尿禁制回復と有意に関連していた (Gaucci, M. et al. Int J Urol 2011, 18(10): 700)。

≪これはイタリアのグループからの報告なのですが、多施設共同試験であり2000例近い症例で解析しています。年齢や神経温存が予測因子でなかったのは以外です…。また、カテーテルの留置期間は短いほど、カテーテル径は細いほどよい。と。そして、膀胱頚部温存をしたほうが禁制回復がよい…。んー、根治を目指してより拡大切除を追求している僕にとっては複雑な気持ちの論文です。あ、ちなみに有意差はでていませんが、病理学的Gleason Scoreもp=0.064と傾向はみられます。≫
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